スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2024年2月25日 (日)

なでしこジャパン国立競技場での2戦目に向けジッダを出発 「アウェーをゼロゼロで帰って後半が始まるという気持ちで」池田監督が出発前取材に

25日=ジッダ パリ五輪出場権をかけた北朝鮮との初戦をスコアレスドローで終えたサッカー日本代表なでしこジャパンがジッダ25日の午後3時、日本時間25日午後9時 帰国のためチャーター便で出発した。池田監督は出発前、「アウェーでゼロゼロで(ホームに帰って)後半が始まる、という心境だ」と、移動、気候と厳しい環境下で何とか踏みとどまったドローを評価した。

なでしこは試合後の心身の疲労をとってから移動する方法を選択し、24日の試合後にはホテルでは帯同している西シェフの料理で疲労回復をはかり睡眠を十分とって、25日午前中はホテルのジムでトレーニングも行った。試合からほぼ1日後に帰国するゆったりとした経路で26日昼過ぎに帰国しそのままトレーニングを行う。

一方北朝鮮はスタジアムから空港に直行して夜の便でドバイ経由で日本へ。なでしこより先に日本に到着する見込みでわずか中2日の強行軍に、ホーム&アウェーの決戦は続いているかのようだ。

 

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増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

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