スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2023年11月22日 (水)

サッカー日本代表W杯2次予選アウェーのシリア戦に久保の先制Gなど5-0と快勝し連勝 Aマッチタイ記録の8連勝で23年の全日程を終了

 サッカーの2026年W杯北中米大会(米国、カナダ、メキシコ)のアジア2次予選2節が行われ、日本世界(ランキング18位)が入るB組のシリア(同92位)戦が内戦のためにホーム開催ができないため中立地としてサウジアラビアで行われ、日本は前半、久保建英、初戦のミャンマー戦でハットトリックをした上田綺世の2ゴールで3―0と先制して折り返した。後半もFKから菅原由勢が久保のアシストでゴールを決め、細谷真大が追加点を奪い5-0と2次予選のスタートを連勝、勝ち点6、10得点無失点で終えた。
 この試合の中継が最後まで決まらず、結局、ライブ中継がないという異例の事態に日本サッカー協会は試合直前にテキスト速報をすると発表するなどピッチ外も様々な駆け引きがされた。
 16日、国内パナソニックスタジアム吹田でスタートしたミャンマー戦と同じく4-2-3-1の布陣で臨んだ日本だったが、森保一監督はメンバー9人を思い切って入れ替え、久保、伊東純也、主将の遠藤航、冨安健洋らをスタメンに据え、上田は2試合連続での先発に起用された。
 日本は20分過ぎまでシリアの固い守備を打開できずエリア内でもシュートを決めきれなかった。しかし前半32分、右サイドの伊東純也からパスを受けた久保が、横にドリブルをしながらコースを冷静に見て、エリア外から左足で強いシュートを放った。これがゴール右下に決まり待望の先制点を獲得した。
 5分後の37分、左サイドを上がった浅野拓磨が、浅野の外側を走った伊藤へパス。伊藤が深い位置からクロスを上げると、伊東が逆サイドでこれを受けて頭で折り返し、そこに上田が右足で押し込んで2点目となった。
 40分にもエリア内でボールを受けた伊東が上田とのコンビネーションで上田へアシスト。伊東の前半3本のアシストと上田の2点、久保の先制点で日本が3-0のリードで前半を終えた。

 後半立ち上がりの2分には、エリア左で得たFKのチャンスに、久保がボールを菅原に。菅原由勢がこれをゴール右隅に決めて4-0とした。日本はその後、上田と、五輪代表から招集された細谷を交代、浅野も南野拓実と代わり、久保は堂安律と交代。37分には細谷が伊東の、この日4つ目となるアシストを右サイドから受けて落ち着いてゴール正面でさばいてゴール。日本代表2ゴール目で、ミャンマー戦と同じ5-0のスコアで快勝。23年のはこれで全日程を終了し、23日に帰国(欧州組は各国に)。来年1月1日には東京・国立競技場でタイと親善試合を行い、その後、カタールで開催されるアジアカップでのタイトル奪還を目指す。3月にはW杯2次予選が再開し、北朝鮮との2連戦(ホーム&アウェー)が行われる。(配信映像から)

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増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

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