スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2023年10月25日 (水)

女子サッカー「なでしこリーグ」年間表彰式 1部はオルカ鴨川FC創設10年目の初V 野田朱美監督「普段は絶対ホメませんが・・・」最優秀監督スピーチで選手を称える

25日=都内ホテル 女子サッカーでアマチュアの最高位にある「なでしこリーグ」の2023年表彰式が行われた。1部で優勝を果たした「オルカ鴨川FC」(勝ち点44)の野田朱美監督、キャプテンでベストイレブンに選出された浦島里紗らが1年に1度の華やかな舞台でそれぞれが感謝の気持ち、リーグへの思いをスピーチで表現した。MVP(最優秀選手賞)は、得点ランキング2位の12点を獲得しチームに勝利をもたらした鈴木陽(はるひ)が初めて選ばれた。
 オルカは、ほとんどの選手がスポンサーである「亀田メディカルセンター」に勤務しており、医療従事者として厳格なルールを徹底するなどサッカーと病院勤務を両立させている。今季は、指揮を執って2年目の野田監督が掲げる堅守(リーグ最少の18失点)で安定した戦いを続け、わずか2敗で創設10年目のリーグ初優勝を叶えた。最優秀監督となった野田監督は「普段は絶対にホメませんが、きょうは選手たちを称えて下さい」とユーモアたっぷりに選手と喜びを分かち合った。
 キャプテンのMF・浦島はミスの許されない「臨床検査部」に所属し病院内の各検査を担当。「昨年の表彰式で、世田谷(スフィーダ)が優勝して表彰されるのを見て、来年は絶対に優勝したいとみんなで話したのを思い出します」と、1年前の表彰式を励みにした1年だったと振り返った。GKとしてベストイレブンに選出された田谷春海も「(最小失点を)野田監督の厳しいご指導のもと、チーム一丸となって守った結果」と、厳しいご指導、で会場を笑いに包んだ。
 2部は、ヴィアマテラス宮崎が勝ち点46と2位のJFAアカデミー福島を勝ち点で10点引き離して無敗で優勝。来季からの1部参戦を決めた。MVPは、マリーゼ、エルフェン埼玉とキャリアを積んで宮崎へ移籍した斉藤夕眞が23点の得点王のタイトルとともに受賞した。
受賞者 http://www.nadeshikoleague.jp/

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増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

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