スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2023年10月17日 (火)

サッカー日本代表 チュニジアに古橋、伊東のゴールで2-0と快勝 5試合ぶり完封の6連勝で来月からのW杯2次予選へ「我慢強くボ―ルを動かしながらゴールに向かった」森保監督6連勝に手応え

17日=神戸・ノエビアスタジアム(観衆26529人) 6月15日に6-0で勝利したエルサルバドル戦以来、史上初の5試合連続4得点以上のゴールを奪っている日本代表(FIFAランキング19位)は、チュニジア(FIFAランキング29位)との対戦に13日のカナダ戦(新潟)からメンバー7人を変え、全体の底上げをはかった。開始から重心を前に置く形で、早い出だしからボ―ルを奪う。DF冨安健洋が攻撃の起点になり、その後、2列目からスピードに乗る伊東純也、久保建英、旗手怜央らが一気に前線に飛び出して相手DFを揺さぶった。前半終了間際の43分、ボランチの守田英正が起点となり、中央の久保へ速い縦パスを送る。これを旗手につなぎ、旗手はエリア手前、中央から抜け出して古橋へ。神戸への「里帰り」した形の古橋亨梧はGKとの1対1を冷静に決めきった。
 前半を1-0で折り返した日本代表は、6連勝に向けて45分間にもう一度スタートを切り、24分には左サイドで攻撃を展開。浅野拓磨のヒールパスから久保がドリブルでエリア左から切り込んで、逆サイドを走り込んできた伊東へクロス、伊東はこれを右足で決めて2-0とした。
 試合はそのまま2-0で終わり、日本は昨年の親善試合で敗れたチュニジア、カタールW杯直前の試合で敗れたカナダ両方に勝利を収め、これで破竹の6連勝。5試合ぶりの完封勝利で来月から始まる26年W杯の2次予選(北朝鮮、シリア、ミャンマー)に臨む。試合後、田嶋幸三会長は「スタジアムの雰囲気がとてもよく、観に来て下さった皆さんに感謝したい」と話し、「(6連勝は)強いというより成長を感じる。2次予選を前にいい形で(2連戦が)終わったが、予選は楽に勝てる試合はひとつもない」と気持ちを引き締めた。
森保監督 6連勝できたということ、1試合高みを目指していくなかで個々としてチームとしてやることを徹底してくれた。それが勝利につながった。メンバーを変えてもパフォーマンスを落とすことなくやった結果。こじあけるのが簡単ではなかったが、我慢強くボ―ルを動かしながらゴールに向かっていくチャレンジをしながらゴールを狙ってくれた。

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増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

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