スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2023年8月 7日 (月)

サッカー女子W杯なでしこジャパン 11日準々決勝は米国をPK戦で下したスウェーデンと「勝負強さを発揮する相手。一体感を持って戦いたい」池田太監督がコメント

6日 サッカー女子W杯決勝トーナメント1回戦で1回戦で世界ランキング1位のアメリカと同3位のスウェーデンが豪州のメルボルンで対戦、90分で決着が付かずPK戦となり5-4でスウェーデンが準々決勝進出を決めた。5日にノルウェーを破って(3-1)8強入りを決めたなでしこジャパン(同11位)と、11日の日本時間午後4時30分からの準々決勝で対戦する(オークランド)。スウェーデンは、過去最大の出場国数32カ国となった今大会で、なでしこ、イングランドと並んで1次リーグでは無敗の勝ち点9で決勝トーナメントに進出。安定した戦いぶりに、PK戦の勝利で弾みを付けた。
 日本と同じく第1回大会から9大会連続出場をしており、W杯での最高成績は03年の3位。前回の19年フランス大会でも3位、また21年の東京五輪では決勝トーナメント1回戦で日本と対戦し、3-1で日本を破った(大会は銀メダル)。今大会での優勝を狙っている。
なでしこジャパンの池田太監督が試合後、広報を通じてスウェーデン戦についてコメントした。

「ワールドカップという大舞台で、かつノックアウトステージとなればどの試合も強豪との対戦となります。対戦相手を問わず、チームとしてこれまでの勢い、一体感を持って戦っていきたいです。
その中でも対戦の決まったスウェーデンは、グループステージの戦いぶりの通り、自分たちの力を安定して発揮できるチームですし、またラウンド16での90分、延長戦、そしてPK戦に至るまでの拮抗した試合でも、ここ一番で勝負強さを発揮できるチームです。一層タフな戦いが続きますが、日本の皆さんにひとつでも多く笑顔を届けられる試合にしたいと思います」
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増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

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