なでしこジャパンW杯2試合目コスタリカ戦 29歳猶本の魂のシュートと19歳藤野のパワフルなシュートで2-0とリードし後半へ
26日ニュージーランド・ダニーデン サッカー女子W杯で、なでしこジャパン(FIFAランキング11位)はコスタリカ(同36位)とグループリーグ2試合目を戦い、ザンビア戦から、コンディションを優先して先発4人を入れ替え、勝ち点3を奪いに行った。前半25分、右サイドから大会初先発に入った三宅が、田中に浮き球のパスを送り、田中は左サイドの猶本へ。猶本はこのボールを大事に、GKを見ながら切り込みペナルティーエリア左から左足を振り抜きシュート。2014年に初めて日本代表「なでしこジャパン」に選出されながら、ここまで9年間、足を踏み入れることのできなかった舞台で魂を込めたシュートで先制点とした。
また27分には、昨年のU20W杯コスタリカ大会で活躍した19歳の藤野が、田中のシュートを弾かれボールに追いつき、ペナルティーエリア右からDF2人を抜いて突破。角度のないところから、GKのニアを抜く高度な技術の右足シュートで2点目を奪って前半を折り返した。苦節9年の猶本、昨年はアンダーカテゴリーで活躍したばかりの藤野、となでしこジャパンは世代を超えた2人のゴールで勝ち点3へ前進した。同じC組のスペインがザンビア戦で勝つか引き分ければ(NZ午後7時半)、3戦目を待たずに日本のグループリーグ突破が決まる。