W杯なでしこジャパン 1次リーグ3戦目1位通過をかけてスペインと対戦 前半3点リードで後半へ 宮澤は今大会4得点に
ニュージーランド・ウエリントン(午後7時キックオフ)サッカーW杯1次リーグC組ですでに勝ち点6を獲得し決勝トーナメントに進出を決めた日本とスペインが首位通過をかけて対戦し、日本は2戦目のコスタリカ戦からメンバー5人を代えて臨んだ。ボールポゼッションで圧倒するスペインに対し、日本は粘り強い守備でエリア内でのチャンスを作らせない。12分、左サイドの遠藤がゴール中央へスペインの守備を一瞬にして破るラストパスを出すと、これに植木と宮澤の2人が走り込む。宮沢がこれを落ち着いて左足で決めて先制した。ザンビア戦で2ゴールを決めた宮澤が今大会3ゴール目で日本はスペインを相手に優位に立った。日本はここまでシュート1本で1点と、狙いすましたカウンターの切れ味を見せた。
29分にも、DFが弾いたボールを植木が長野に、長野から宮澤へとつなぐカウンターから、植木に。植木はエリア左から右足でシュート。DFにあたったボールがバウンドしてゴールに吸い込まれた。40分には自陣で長野が相手の動きを読み切ってパスカットをすると、これを植木がタイミングをはかって中央から宮澤へ。スピードに乗った宮澤にはスペインDF3人が付いたが、今度は右足でゴール左に強烈なシュート。日本が、昨秋0-1で敗れたスペインに前半で3点を奪って折り返した。