女子W杯なでしこジャパン 2連勝で決勝Tに進出し合宿地に戻ってスペイン戦へ「W杯に集中し、1人1人とチームがいい準備をできている」池田監督一夜明けて
27日ニュージーランド・クライストチャーチ午後7時=日本時間同4時 天候晴れ、気温7度 W杯グループリーグを戦うなでしこジャパンは26日、2戦目のコスタリカを2-0で下し同組のスペインとともに決勝トーナメント進出を(16強)を決めた。一夜明け、試合が行われたダニーデンからキャンプ地・クライストチャーチへ移動し午後5時前から約1時間半、トレーニングを行った。左肩を痛め屋内での別メニューが続いていたFW浜野まいか(19)は、軽いランニングやダッシュにも参加するなど復調の兆しを見せた。
2試合で、宮澤ひなた(2点)、田中美南、遠藤純、植木理子、コスタリカ戦では猶本光、19歳の藤野あおばと6人が得点し「日替わり」でヒロインが登場。藤野のゴールは日本の男女通じてW杯で初めての10代での得点で、チーム全体に勢いをもたらしそうだ。
守りでも2試合連続で無失点と、W杯史上初の2試合連続完封を達成。現在C組の首位はスペインで、31日は、16強で対戦するA組(スイス、ニュージーランド、フィリピン、ノルウェー)、その後の対戦を考え、グループ1位抜けを狙いたいところだ。
この日、練習後に取材に対応した池田太監督は「色々な選手がゴールを取って、誰が出ても点を取れるのが強み。W杯に集中し、1人1人、チームがいい準備ができている。(16強進出で)気が緩んだり、リラックスするわけではないが、選手たちの表情を見ていると緊張からは少し解放されたのではないか」と、理想的な2連勝に選手たちの余裕と手応えを感じているという。3戦目の戦い方について「スペインも突破しているので(相手が)どういう風に来るか・・・」と、分析と対策を中4日の時間で検討するとした。なでしこジャパンは30日にクライストチャーチからスペイン戦が行われるウエリントンに移動。31日の試合後、再びクライストチャーチに戻って1回戦までキャンプ地にとどまる。