「寒くないのに、体中に鳥肌がバーっと立って・・・」壮行試合から3試合連続で先発する19歳藤野あおば、初のW杯の感激を胸に
14日に仙台で行われた壮行試合のパナマ戦(5-0)、22日のW杯初戦、ザンビア戦(5-0)に続き、コスタリカ戦でもティーンエージャーでただ1人、藤野あおばが先発する。ザンビア戦を終えた翌日、クライストチャーチのキャンプ地で藤野に話を聞くと、初めて踏んだW杯のピッチにつて「興奮状態でした」と、自身を「人見知り」と分析するようにシャイな笑顔を見せた。12年前、なでしこジャパンが優勝した時にはまだ7歳、小学校に入学した頃だ。夢を見て、憧れて、それがいつしか目標になって、10代でその舞台に足を踏み入れた時の感想について「(試合前にアップも十分にしているので)寒くはないのに、ピッチに入った瞬間、体中に鳥肌がバーっと立って、本当に感動しました」と話した。いつも、相手の話の意図をきちんと汲んで、落ち着いて受け答えする選手だが「鳥肌がバーっと・・・」と腕のあたりをさすりながら感激した様子を表現する。
昨年行われたUー20W杯で3得点をあげてチームの準優勝に貢献しブロンズブーツ賞を受賞。コスタリカでのW杯から1年、最短距離でコスタリカと対戦する日が巡ってきた。ユニホームの下で、体中の鳥肌戸惑い、感激していたという藤野は、W杯で初ゴールを奪ったら、その喜びをどう表現してくれるか楽しみだ。