サッカー日本代表 3月に続きカタールW杯後2度目の活動 3月未勝利、シュート一桁の課題がチャレンジのテーマに Jリーガー3人初選出
25日=千葉県内 サッカー日本代表の6月の国際試合2試合(15日=豊田スタジアムでエルサルバドル、19日=パナソニックスタジアムでペルー)のメンバー26人が発表され、名古屋のDF・森下龍矢、川村拓夢(広島)、MF・川崎風太(京都)のJリーガー3人が代表初選出された。また、カタールW杯代表で試合にも出場しているDF・谷口彰吾(アルラーヤン)、MF・相馬勇紀(カーサピア)が、3月の活動では不在だったが今回復帰した。
森保一監督は会見で「カタールW杯から2度目の活動になる、チャレンジするポイントを持って2試合を戦いたい」と、中でも相手ゴールに向かってプレーする姿勢、そこからのチャンスメークにポイントを置いた。3月は、ウルグアイと1対1、コロンビアと1-2と、南米の強豪に未勝利だった。
3月はあくまでもW杯後のトライの場。一方、勝敗はもとより、ウルグアイ戦はシュート4本、コロンビア戦もシュート5本と、2試合でシュートは一桁、個人のシュートもチームでも、形が生み出せなかった。6月の2試合の後、9月には海外遠征が予定され、11月に早くも26年のW杯北中米大会2次予選がスタート、さらにアジアカップが24年1月に始まるため、時間が限られたなか、攻撃での宿題に、今回の活動では、いくつかの答えが求められる。今季リーグ優勝を導き25得点をあげたFW古橋享吾(セルティック)も昨年9月以来の招集となり、森保監督は「存在感のあるプレーをしている。ゴールチャンスを作る場面に多く絡んで欲しい」と、チームの活性化、勢いの要に大きな期待を寄せた。26人中4人が国内のクラブに在籍するがメンバーの大半が、オフとなった欧州から帰国し活動を行うため発表は通常よりも早く行われた。