4年ぶりの日本プロスポーツ大賞 ボクシング4団体王座統一を果たした井上が受賞 国枝氏 森保監督も各賞に
2日=都内ホテル 2022年に最も活躍したプロスポーツ選手や団体に贈られる「日本プロスポーツ大賞」の授賞式がコロナ禍を経て4年ぶりに行われ、プロボクシングバンタム級で4団体の王座統一を果たした井上尚弥が大賞を受賞した。昨年12月、世界初の主要4団体王座統一を果たし、日本選手でも初の4団体統一王者となった功績を称え、初の受賞に内閣総理大臣杯が渡された。殊勲賞とNHK賞には、テニスの四大大会とパラリンピックを制覇する「生涯ゴールデンスラム」を達成した車いすテニスの国枝慎吾(ユニクロ)が選ばれ、殊勲賞には昨シーズンピッチャーとして15勝、防御率2.33、219奪三振、バッターとしてホームラン34本、95打点をあげたエンジェルスの大谷翔平、56本のホームランを放ち史上最年少で三冠王に輝いたヤクルトの村上宗隆が選ばれた。
特別賞は昨季、プロ野球で26年ぶりの日本一に輝いたオリックスと、サッカーW杯カタール大会でベスト16となった森保一監督となった。
・井上尚弥 去年は3団体統一戦と4団体統一戦に勝つことができ、リング上で本当にすばらしい景色を見させてもらった。今年は階級を上げてさらなる挑戦をし、ボクサーとして、また日本プロスポーツを引っ張っていく1人として、国民に熱狂してもらえる試合を見せられるよう、精進してトレーニングに励む。
・国枝慎吾さん きょうはそうそうたる方々と一緒のプロスポーツという中(ジャンル)で、車いすテニスの去年のウィンブルドンの優勝などを同じく評価してもらったことをうれしく感じている。引退後は、車椅子バスケや水泳などスポーツをしながら、自分にはまだ伸びしろがあるな、と感じるなど楽しんでいる。
・森保監督 本当にありがたいし光栄に思う。ワールドカップで選手やスタッフは本当に最大の努力と全力を尽くして戦ってくれた。(WBCだけではなく)今年もいろいろなスポーツが世界に挑むと思うが、我々の活動が、スポーツの仲間として、日本が世界で勝っていく勇気と自信につながるとうれしい。