スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2023年2月 1日 (水)

33歳香川真司が、Jリーグ30年周年の年にC大阪に13年ぶりに復帰  

J1のセレッソ大阪は1日、日本代表としてもプレーしてきたMF香川真司(33)が完全移籍すると発表した。香川は10年7月、C大阪からドイツ1部ドルトムントに移籍しており、高校2年でプロ契約を結んだクラブに13年ぶりに復帰する。5日に加入会見が行われる予定だという。
 香川はドルトムントの主力選手としてリーグ制覇に貢献するなど、ブンデスリーグでの実績を築き上げ、日本選手が多く移籍する現在の流れの先陣を切った。その後、イングランド1部のマンチェスター・ユナイテッド、スペイン2部のサラゴサなどに移籍し、昨年からはベルギー1部のシントトロイデンでプレーしていた。
 日本代表では14年のW杯ブラジル大会、18年ロシア大会に出場。ロシア大会では初戦のコロンビア戦勝利のPKを決めた。国際Aマッチ出場は97試合で31得点で、Jリーグでは11試合、7得点をあげている。
 Jリーグが記念すべき開幕から30周年を迎える年に、数々の壁を突破してきた香川が復帰するのも巡り合わせで、楽しみな復帰となりそうだ。代表への期待も高まる。

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増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

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