「マッチメークにかなり四苦八苦しているのは否めない」反町技術委員長 森保監督再契約後の’初陣’3月の国際試合対戦相手がいまだ決まらず
2日=オンライン 日本サッカー協会(JFA)の反町康治技術委員長(58)が技術委員会後に、オンライン取材に対応し、森保一監督(54)の再任後の「初陣」となる3月の国際親善試合対戦国について「まだ決まっていません。強豪国を探しているが、なかなか欧州は(日程的に)難しいところで、かなり四苦八苦しているところは否めない」と、3月には欧州選手権予選が行われるため欧州勢とのマッチメークが難しい状況を明かし、対戦できるとすれば南米かアジアの国に限られ、日本よりもFIFAランクが上で、W杯常連国を希望しているという。
また、アテネ五輪でU-23日本代表監督などを務めた山本昌邦氏(64)が、この日行われた技術委員会で「ナショナルチームダイレクター」への就任が決定した。同氏は、2002年に、トルシエ日本代表監督とともにコーチとしてW杯日韓大会の16強を経験。Jリーグでは磐田の監督も務めた。
反町委員長は「代表のコーチも経験され、代表の仕事がどういうものか熟知されている」と、豊富なキャリアを理由とあげた。20年11月まで、このポジションはロンドンのU―23代表を率いた関塚隆氏が務めていた。関塚氏の退任後は、反町技術委員長が兼務しており、今後は、代表チームの団長や、選手の招集に関する任務はナショナルチームダイレクターが行い、反町委員長はナショナルチームダイレクターの「より後ろで援護射撃していくという形になると思います」と、役割分担について説明した。