サッカー日本代表森保監督、欧州視察から帰国「(南米勢に)しっかり勝てれば世界でも勝っていける」3月の南米勢連戦に意気込み
13日=成田空港 サッカー日本代表の森保一監督(54)が、約2週間の欧州視察を終えて帰国し、空港で取材に対応した。カタールW杯後初めての国際親善試合で、名波浩コーチ、前田遼一コーチが加入するなど新・森保ジャパンの船出ともなるとなる国立競技場での「キリンチャレンジ杯」ウルグアイ戦(3月24日)も決定。「選択肢の中でもっとも強い国との対戦が実現した」と喜び、「互角、それ以上に戦える手応えを持てれば必然的にW杯でも勝っていく自信にもなる。しっかり勝てれば世界でも勝っていける」と、強い意気込みを口にした。カタールW杯では、ドイツ、スペイン、クロアチアと欧州勢と3戦、北中米のコスタリカと1戦と、南米との対戦はなかっただけに、監督、選手が繰り返す「個の力」の方向性をどこまで明確に示せるか、ウルグアイ、コロンビア(28日、大阪)と続く南米との対戦は絶好のチャンスとなる。
今回の視察では、ドイツを中心に8試合を観戦し、カタールW杯の主将、DF吉田麻也(シャルケ)ら選手と顔を合わせて、26年のW杯(米国、メキシコ、カナダの共催)に向けて意見の交換をする時間も持った。カタール大会に出場した選手からとは「さらなる個のレベルアップが大切だということ、戦い方のオプションを持っていかなくてはならない、といった話ができた」と、有意義な欧州滞在となったようだ。キリンチャレンジの後、4、5月にも今回は回れなかったイングランド、スペインを視察する予定だという。