テニスのレジェンド・国枝慎吾が引退会見 「最高のテニス人生を送れた」同席の柳井会長「世界一のグローバルアンバサダーです」と称賛
7日=有明(ユニクロ本部) 1月22日に引退を表明した車いすテニスで日本初のプロとしてパイオニア、かつレジェンドとなった国枝慎吾(38)が、グローバルアンバサダーを務める所属のユニクロ本部で柳井正会長とともに引退会見に臨んだ。国枝は、昨年、未獲得だったウインブルドン(全英)で優勝した際、芝の上でチームと喜びを分かち合っている際に最初に出た言葉を「これで引退だな、でした」と明かし、「昨年(8月の)全米を終わってから、もうやり切ったな、と、ふと瞬間に、口癖のように出てしまった。これはそういう(引退)タイミングなのかな、と決意した。支えて下さった多くの方々に感謝します。そして、最高のテニス人生を送れたとお伝えしたい」と清々しい笑顔で話した。今後も、車いすテニスの発展、普及には積極的にかかわっていきたいとしている。同席した柳井会長は「世界一のグローバルアンバサダーだと思っている。過去のことは全部忘れて、一緒に世界の中の日本を変えていきましょう」と称賛と、今後への大きな期待を寄せた。