サッカー日本代表森保一監督 仕事納めに4年契約スタート「光栄な気持ちと、責任の重さと、身の引き締まる思い」
28日=都内ホテル 日本サッカー協会はこの日午前、臨時技術委員会と、臨時理事会を開き、技術委員会の推薦を受けた森保一日本代表監督の再任について、全会一致で再契約を決定、承認し、発表した。午後5時半から行われた監督、田嶋幸三・日本協会会長、反町康治技術委員長の会見で、に臨んだ会見で、契約期間は次のW杯北中米大会(2026年、アメリカ、カナダ、メキシコの初の3カ国共催)まで。この日、基本合意に至っており、W杯後に、続けて契約するのは日本代表監督として初めてとなる。新生森保ジャパンの初戦は、23年3月下旬のキリンチャレンジ(対戦相手未定)。監督は、サッカーカンファレンスが終了する23年1月15日頃に欧州への視察をスタートさせ、今後、すでに退任した横内昭展コーチ(磐田監督に就任)、上野優作(岐阜監督に就任)両コーチの後任人事を新内閣の組閣を含めて、契約の詳細を詰めて行く。
森保監督は、「これまでの応援ありがとうございました」とあいさつを切り出し、(要旨抜粋)「日本代表の監督をもう1度続けるということにおいては、光栄な気持ちと、ミッションにむけての難しさを考え、責任の重さに身の引き締まる思いだ。また次のW杯に向けて、1戦、1戦、結果に覚悟を持って、日本人の誇り、喜びを持って職責を全うしたいと思います。これまで以上の難しさがあるが、確実に積み上げをしていけるよう、時代の変化に挑戦し続け、選手、日本代表、スポーツの価値をあげていけるようにしたい。厳しく、険しい道のりになるが、普及、育成、関係者というファミリー、サポーター、国民の皆さんのお力をお借りすれば乗り越えられる。日本に不可能はないと思う」と、11月1日、カタール大会日本代表の発表を行ったのと同じ会見場でわずか1か月半後、決意を新たにした。
W杯後、田嶋幸三会長、反町康治技術委員会委員長は、ドイツ、スペインとW杯優勝国2か国を破り、Eグループ首位でノックアウトステージに進んだ森保監督の手腕を高く評価。年内早い段階で再オファーを出す方針を明らかにしていた。