カタールW杯日本代表 5日、ベスト8をかけてクロアチアと対戦 「(クロアチアの中盤は)クオリティは世界的に見てもベスト」冨安健洋
ドーハ3日午後2時=日本時間3日午後8時 天候晴れ、気温29度、W杯カタール大会でE組を勝ち点6の通過した日本代表は、2日は完全休養日で、3日、取材対応とトレーニングをスタートさせる。午前中、オンライン取材に対応した冨安健洋は、「新しい光景」と掲げてきた目標の8強入りを懸けて対戦するクロアチア戦(5日、ドーハ午後6時キックオフ=日本時間6日0時)に向けて、レアル・マドリードのモドリッチら、中盤3人について「中盤のクオリティは世界的に見てもベストの国のひとつ」と、12位(日本は24位)との対戦の中でも中盤に警戒心を寄せた。グループリーグF組では、ベルギー、カナダ、モロッコの組を1勝2分け勝ち点5で2位抜けした。
冨安が警戒した中盤は、前回大会に続いて37歳のモドリッチを中心とし、チェルシーのコバチッチ、インテルミラノのブロゾビッチが揃う高いテクニックを誇る。加えて前回大会では、トーナメントに入って、初めて3試合連続延長戦勝ちで決勝に進出するメンタルの強靭さを持った強豪だ。森保監督は休日の2日に応じた取材で、「日本人のメンタリティーと似た、粘り強く、最後まで戦えるチーム。日本人が目指すところがあるな、と思っていました」と、今大会でも、辛抱、忍耐をピッチで表現している日本にとって、非常に難しい相手になる。冨安も「前回大会で一番印象に残っている。全選手がハードワークし、見ている人が応援したくなるチームと思った」と、ハードワークの激突をDFとしてイメージした。
痛めていた太もも裏も回復、スペイン戦も右サイドで起用され、DFとしてのオールラウンダーのポテンシャルを見せている。次戦は、DFで板倉滉がイエローの累積で欠場、吉田麻也、谷口彰吾、遠藤航もそれぞれイエローを1枚受けており、森保監督の選択が注目される。
日本代表はドーハ午後4時から非公開のトレーニングを行う。