「日本サッカーの歴史に黄金の1ページを刻む。勇敢に戦う日本人の魂を世界中に見せたい」長友佑都 前日公式会見
ドーハ4日午後2時=日本時間4日午後8時 W杯で、ドイツ、スペインを破って史上初の2大会連続16強進出を決めた日本代表森保一監督(54)と、長友佑都が目標のベスト8をかけたクロアチア戦を前に公式記者会見に臨み、4大会連続出場を果たした長友は、「あすは最高の試合と最高の結果を得られるように。日本サッカーの歴史に黄金の1ページを刻む意気込みで必ず勝ちたい」と、自身も過去2大会挑んだベスト8の壁に果敢に挑戦すると改めて気持ちを込めた。今大会前から、在籍したイタリアで使う「コラッジョ(勇気)」をチーム内で浸透させて、結果は「ブラボー」、自らの髪を赤く染める「赤く燃える闘魂」と、3つのモチベーションワードで先頭に立って、ピッチ、ベンチでも士気を高めてきた。森保監督は、こうした長友のコメントの切れ味に隣で脱帽した様子で「毎回選手のコメント力が凄くて・・・ただここは私らしく、固く(コメントに)行きます」と、これまで以上にリラックスした様子でジョークも。そのうえで「(あすからのノックアウトステージは)120分+PK、そして交代も延長で5人6人と使える選手も1人増える。全員で繋いで試合をものにする」と、リラックスした表情ながら強い言葉で答えた。
長友はまた「サムライ魂」をあげ、「勇敢に戦う日本人の魂を世界中に見せる最高の機会。それを見せたい」と、海外プレスが多くいる記者会見で彼等がもっとも反応する単語を使って日本をアピールするなど、今大会、様々なコメントでも代表をけん引し、時に若手を守ってきたベテランの存在感を見せた。
監督は、会見でクロアチアについて聞かれると、広島時代の監督としてともに戦ったミキッチ(ザグレブ出身)をあげ「ミキッチとはすばらしい思い出ができました。彼から(皆さんに)色々な情報が洩れないように・・」と話した後、「ジョークです」と加えて会場の笑いを誘った。長友も、監督も、ユーモアや強い言葉を混ぜながら日本の存在を示した好印象の会見だった。日本代表は午後4時半から非公開でトレーニングを行う。