スペイン、ルイス・エンリケ監督も公式会見 「日本とは非常に難しい試合になる。手強い選手たちだ」鎌田、久保、南野、遠藤、田中の名前をあげて警戒
スペイン代表のルイス・エンリケ監督(52)も、前日公式会見に臨み、日本について、「鎌田、久保、南野らのプレーがとても気に入っているし、遠藤、田中は起点になるプレーできる素晴らしい選手たちだ」と、具体的に名前をあげ、「日本には欧州のトップレベルのリーグでプレーしている選手が多くいる。ドイツにも、スペインでも何人かがプレーしている。彼らはダイナミックで、非常に手強い選手たちだ。先ず、私は日本の中盤が好きだし、非常に難しい試合になる」とし、昨年の東京五輪で対戦し準決勝で日本を下した際の試合を引き合いにした(五輪監督はルイス・デラ・フエンテ)。
今回のチームにも、東京五輪に出場した ウナイ・シモン、カルロス・ソレース、パウ・トーレス、エリック・ガルシア、ペドリ、ダニ・オルモ、アセンシオと7人がおり、日本もオーバーエージを含めて12人が昨年の東京五輪メンバーだ。エンリケ監督も準決勝で延長後半まで(決勝ゴールアセンシオン)日本ともつれた試合を、W杯や日本のAマッチに加えビデオで見たという。
スペインがグループリーグを首位通過した場合、準々決勝で同じブロックに入るG組首位のブラジルと対戦する可能性がある。これについて様々な報道がされているが、あえて2位を狙う可能性を問われると、監督は持っていたボールペンを何度も振りながら両手を広げ、「もしこの組の2試合ともが、0-0で終盤まで行き、日本とコスタリカがそれぞれゴールを決めた場合、我々もドイツも敗退する。そんな時に、あえて2位だなんて計算できると思うか?私たちは首位で通過したいしW杯に優勝するためには最高のチーム(ブラジル)を倒す必要がある。だいたい、ブラジルと対戦するから2位で抜ければ楽、という前に、3試合目の日本に勝たなければブラジルと対戦できないじゃないか」と、早口に、そして語気を強めて答えた。