スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2022年11月19日 (土)

カタールW杯日本代表W杯モードへ突入 吉田麻也「いいご飯、いい休養、いいケアで、調子いい」伊東純也「いい場所取りが大事」取材対応で

ドーハ19日午前=日本時間19日夕方(時差6時間) W杯開幕戦(カタール対エクアドル)をあす20日に控えるなか、日本代表・吉田麻也、伊東純也がオンライン会見で心境を明かした。吉田は17日にドバイで行われたカナダ戦に、後半のみ出場。ドーハに戻った18日は完全休養日で「リフレッシュできるのは昨日だけだったんで、あえてみんなともサッカーの話はしなかった」と、19日からドイツ戦が行われる23日までW杯モードに切り替える貴重な一日として過ごしたようだ。
 「落ち着きつついい緊張感を盛り上げている」とし、自身のコンディションについて「調子いいですね。試合もしっかり出ているし、こっちに来てリカバリーする時間もあった。いいご飯、いい休養、いいケアもできているが、最後の1秒まで気を引き締めて、周りにも目を配って準備していきたい」と、3度目のW杯に落ち着いた様子だった。
 ドイツは16日にオマーンと強化試合を行っており(1-0)その試合もチェック。ドイツにもケガ人が出ており、「ワントップを決めかねているようだ」と、19日から4日間続く非公開練習でのポイントを口にした。
 また伊東純也もオンライン会見に対応し、「(ドイツでプレーする鎌田から)イケると思うよ、とは言われている。(相手とのバランスで)いい場所取りをするのが大事だと思う」と内容は明かさなかったが、相手サイドバックの裏へ抜ける動き、スピードをドイツ戦で狙う。
 吉田はいいご飯いい休養に、いいケアいい調子、伊東もいい場所取り、と、2人の短いオンライン取材にも、どこかポジティブな様子がうかがえるようだった。代表はドーハ時間の午後4時(日本時間午後10時)から4日連続の非公開練習第1パートで、ドイツ戦への本格的な戦術練習に入る。

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増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

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