スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2022年11月21日 (月)

日本代表 「緊張感高まりながら、むちゃくちゃ楽しんでいる」23歳FW追加招集で加わった町野 

ドーハ20日午後4時アルサッドSC=日本時間20日午後10時 天候晴れ、気温26度、湿度57%
 23日にグループリーグ初戦を控える日本代表は、非公開練習2日目を行い、冒頭の25分をメディアに公開した。遠藤航、冨安健洋、三笘薫は前日から全体練習に合流しており、ふくらはぎを痛めている守田英正は練習が行われているピッチとは別のピッチで1人別メニューに臨んだ。23日のドイツ戦に向けて、心配な材料。非公開練習中には、これまでにない選手同士の大きな声が、報道陣が待機するプレスルームにも響いた。午後2時頃から最大15メールの強風が練習会場でも吹き荒れ、細かい砂が舞った。開催国カタールとエクアドルが午後7時から開幕戦で対戦。エクアドルが2-0と完封勝ちを納めた。

中山雄太のケガによって追加招集されたFW、23歳の町野修斗は取材対応で、23日のドイツ戦に向けて緊張感が高まりつつも「めちゃくちゃ楽しんでいる」と、今大会の19人の初出場選手を代表する「物おじしない」様子で高揚感を漂わせた。町野は、チームに最後に合流したが、自らを「未知数の選手。伸びしろを感じる」と、遅れてきた代表の立場も前向きに捉える。かつて磐田でもプレーし、1990年W杯イタリア大会の得点王でもあるトト・スキラッチも代表には落選したものの、ケガ人が続いたためにチームに最後に呼ばれそこから瞬く間に得点王に輝いた。Jリーグの得点王でもある伝説のFWについて、「知りませんでした」とに答えたが、年齢的には知らなくても当然。その後で、「目指したいですね」と力強く語ったた。

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増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

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