日本代表・森保監督以下スタッフがW杯出発 「(ケガで手術のDF)中山の交代は、DFに限らず選出する 冨安は開幕に復帰可能」
7日=成田空港 サッカー日本代表の森保一監督(54)が、選手よりも早くW杯カタール大会(20日開幕)に向けドーハした。成田空港で取材に応じた監督は、開幕まで2週間となって、1日に発表した26人のうちDF中山雄太(ハダ―スフィールド)がアキレス腱を痛めW杯を欠場する事態に「次の選手に来てもらうことを考えてます。けが人が出た場合、アクシデント出た場合、こうやっていくというのは議論重ねてきましたが、少々お待ちください」とした。中山のほかにも、先週末の試合で谷口彰悟(川崎)が鼻骨を骨折。シーズン中のW杯の影響が、どこまで及ぶのか、日本だけではなく各国とも初の対応に迫られている。
現時点の情報では、3日の試合に右太もも裏を痛めて退場したDF冨安健洋(アーセナル)については「開幕までに、復帰可能で、長期離脱ではなく、回復していいコンディションで臨めると聞いている。回復がうまくいくことを祈っています」と、良好な状態を強調した。
中山の交代選手の選抜は、国内組が出発する9日にも判明する見通し。14日には、出場国が最終的なリストをFIFA(国際サッカー連盟)に対して提出する。「(中山の変更には)DFの選手に限らず、選出していこうと考えている。チームのために色んな想定をしたときに戦うオプションが広げられるように考えていきたい」と、中山の左サイドに限らず複数のポジションをこなす選手から選ばれる見込みだ。
Jリーグの選手は9日に離日し、欧州でプレーする選手は13日の試合を終えてドーハで14日に合流する。17日には、隣国、UAEのドバイでカナダとのテストマッチを行い、1次リーグE組で、日本時間23日午後10時からの初戦でドイツ、27日午後7時からコスタリカ、12月2日午前4時からスペインと対戦する。今大会は32か国による最後のW杯(次回は48か国で3か国の広域開催)で、日本代表は初めて32か国出場となった98年W杯に初出場を果たし、7大会連続出場を果たしてきた・