カタールW杯 日本代表コスタリカ戦キックオフの13時に合わせて11時から非公開練習「もっと体が動くようになると思う」中3日の日程にもタフな伊東純也
ドーハ25日午前11時=日本時間25日午後5時 天候晴れ 気温30度 湿度45%
ドイツ戦の勝利から、いよいよグループリーグ突破をかけた2戦目のコスタリカ戦に臨む日本代表が、24日のリカバリー練習から非公開練習をスタート。中3日の短期間の調整というW杯独特のコンディショニングで、初戦に0-7でスペインに大敗したコスタリカと対戦する(ドーハ13時キックオフ=日本時間19時)。
練習では、ドイツ戦で痛めたもも裏の状態を病院で検査した酒井宏樹、同じく冨安健洋の2人は別メニューでピッチに姿はなかったが、トレーニングルームでバイクを漕いだ。ランニングやサーキットでは、先頭を吉田麻也と長友佑都がリードし、声をかけチームのムードを盛り上げる様子も。ボール回しの途中で非公開練習となった。
ドイツ戦はキックオフが16時で、カリファ国際スタジアム内のエアコンも22度と快適な温度に設定されていたが、コスタリカ戦は13時と、中東独特の強い日差しも重要な様子になりそうだ。
今大会開幕から24日までで、13時キックオフのゲームは22日のアルゼンチン戦でサウジアラビアが2-1で勝利、23日のモロッコ対クロアチアはスコアレスドロー、24日のスイス対カメルーン戦は1-0と、いずれも、19時キックオフや22時といった遅い時間のゲームに比較するとゴールが少なく、コスタリカ戦も、序盤から暑さによる体力の消耗、2試合を中3日で迎える選手の疲労度を考えた起用、試合運びが予想される。
ドイツ戦ではウイングバックとしても守備で運動量を見せた伊東純也は24日は芝をずっと裸足で走り、この日は最後尾でランニングしていたが、練習後の対応で「(移籍した)ゲンクの時にもこういう(中3日の)間隔があった。全然大丈夫です。多分これからもっと体が動くと思う」と、力強く話していた。また、昨年東京オリンピックでは、移動もあるなかで中2日でグループリーグを抜けた経験を持つ板倉滉も「オリンピックの時は中2日だったので、今回1日多く、むしろ楽。リカバリーする時間もあった」と、酷暑で経験した五輪の日程がコンディショニングの大きな指標になっているとした。
スポーツの疲労は、勝利と敗戦では大きく異なるとよく言われる。この日の取材対応で、疲労感やコンディショニングへの不安を表現した選手は1人もいなかった。あす25日は、森保監督と選手のうち1人が公式会見に臨む。