スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2022年11月27日 (日)

W杯日本代表コスタリカに0-1で敗れる 勝ち点3のまま伸ばせず突破は第3戦スペイン戦にかかる

ドーハ午後1時(日本時間午後7時)=アフメド・ビン=アリースタジアム 天候晴れ、気温32度、湿度40% サッカーW杯グループリーグ第2戦で、日本代表(FIFAランキング24位)はコスタリカ(FIFAランキング31位)と対戦、0-1敗れ、勝ち点は3のままとなった。同日行われるスペイン対ドイツの結果による。

4-2-3-1で臨んだ日本は、初戦のドイツ戦から、ケガで出場できなかった酒井の右サイドの山根を、ボランチも田中に代え、リハビリから合流した守田を、相馬と堂安、上田のワントップと先発5人を入れ替えた。初戦で優勝4回を誇るドイツを破った日本に対し、初戦のスペイン戦で0-7と大敗を喫したコスタリカは追い込まれた格好で5バックからスタート。日本はこの守備陣の突破にてこずり、またドイツ戦の疲労もジワリと出始めたのか出だしに遅れる場面も。うまく守り切られて、シュートは3本、0-0で折り返した。

後半の頭に、上田に代えて浅野をトップに、長友と伊藤を代える。10分までに、シュート5本を打つが、いずれも枠を捉えきれずにチャンスを逸する。日本は山根に代えて、攻撃の切り札三笘を投入。その後伊東と堂安を代えたが、前がかりになったところ、コスタリカに運ばれ、吉田麻也がボールの処理に戸惑ったようにボールをあげたところ、バウンドしたボールをフレールに奪われ、フレールはコントロールしたシュートをゴール左隅に。権田は止めきれず、先にゴールを許してしまった。

日本はこれで勝ち点3のまま、スペインとの最終戦に(12月1日)に臨む。

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増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

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