スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2022年11月19日 (土)

W杯カタール大会へ 「普段通り」と、普段ではない異例の4日連続非公開練習で、23日ドイツ戦へ

ドーハ18日午後5時=日本時間18日23時 18日、W杯前最後のトレーニングマッチをカナダと行い1-2の逆転負けをした日本代表は、この日はオフとなり、森保一監督(54)がカナダ戦などについてメディアの質問に答えた。W杯開幕まであと残すところ1日となり、チームのモチベーションについてどう上げていくのかと聞かれると、「普段通りに。モチベーションを持たせるというよりも、もう特別な大会」と、平常心を強調。しかし会見の終了時に、自ら、「(ドイツ戦前4日となる)あす19日から(試合前日の22日まで)4日間、非公開練習をさせて頂きたいと思います」と、この4年間では3,2,1日前で行ってきた非公開練習を、一度もなかった4日前ルールとして記者に求めた。
 「普段通り」と、日頃は行って来なかった4日連続非公開練習のギャップは、W杯に向けた「スイッチの切り替え」になる。
 この日は、午後4時過ぎからの練習に、脳しんとうが心配される遠藤航が前日に引き続いてピッチで走り、ボールを蹴って、別メニューながら復調ぶりを見せた。また、遠藤とともにふくらはぎ痛で別メニューの守田英正も距離は短かったがボールを蹴った。監督は17日のカナダ戦で、2人のケガの状態によっては、柴崎岳、また絶好調ともいえる鎌田大地のボランチも念頭に置く。

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増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

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