スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2022年11月25日 (金)

ドイツ戦から明けた24日 日本代表・森保監督は勝って兜の・・・「ドイツ戦は過去。安心できる(何かを決めた)勝ち点3ではない」酒井、冨安がもも裏の違和感で練習不参加

ドーハ25日午後3時=日本時間25日午後9時 天候晴れ、気温26度、湿度40% W杯通算22試合目となったドイツ戦で、日本代表の歴史を塗り替える優勝経験国から初の勝利をあげた森保一監督(54)が、一夜明けた24日に取材対応し、「ドイツ戦は過去のこと、次の勝利に向けて最善の準備をする」と、グループリーグ2試合目の27日のコスタリカ戦に向けて気持ちを引き締めた。
 24日は午後4時ごろから、試合に出場したスタメンの選手と、サブの選手がそれぞれ調整。酒井宏樹は左もも裏の違和感で病院での検査を受けるために練習せず、冨安健洋も右のもも裏の違和感でピッチでの練習には参加しなかった。

初戦に勝利し、目標のベスト8以上への挑戦権ともいえるグループリーグ突破への道が開けた。監督は、「よく眠れました」と落ち着いた様子で「勝ち点3をとれたのはグループリーグを戦う上で大きいが、どんなシミュレーションをしても、安心できる勝ち点3ではない」と、2戦目のコスタリカ戦での勝利がいかに重要かを強調した。「勝てば当日は喜ぶ。(負ければ)悔しかったり辛かったりはあるが、出た結果に一喜一憂しすぎないこと」と話した。

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増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

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