サッカー日本代表 W杯代表発表前最後の遠征試合 4-2-3-1でアメリカを2-0で下す。6月の活動を欠場したボランチ守田、DF冨安が復帰で安定感示す
日本代表は23日、ドイツ・デュッセルドルフで行われたキリンチャレンジカップでアメリカ代表と対戦、前半は25分、鎌田大地の先制点で、後半43分には、交代で入った三笘薫がダメを押す形で追加点を奪って2-0で勝利した。この試合を含めて、カタールW杯日本代表発表前の親善試合は2試合(27日エクアドル戦)。選手は個人のW杯出場をかけたアピールと、チームとして最後の機会となるコンセプトのすり合わせと、2つの異なる、大きなテーマを背負って戦った。
試合は、W杯アジア最終予選中の第4戦から長く敷いてきた4-1-4-1のアンカー(遠藤航)を置くシステムから、森保監督が指揮を執ってからもっとも多く採用した4-2-3-1のダブルボランチのシステムを組んでスタート。前半25分、6月の4連戦をケガで欠場したボランチ・守田英正が、ラストパスを鎌田大地に供給、これを鎌田が決めていい形で先制した。
同じくケガのため、アジア最終予選の後半4試合を欠場したDF冨安健洋も復帰。前半は吉田麻也とセンターバックを組み、後半は右サイドに入った。高い位置でのボール奪取、スピード、を続けるうえでも、守備をけん引し攻撃の回転をあげる2人の復活と安定したプレーは、大きな収穫となった。
先発メンバー
GK
12.権田修一(清水エスパルス)
DF
19.酒井宏樹(浦和レッズ)
22.吉田麻也(シャルケ/ドイツ)
16.冨安健洋(アーセナル/イングランド)
20.中山雄太(ハダースフィールド/イングランド)
MF/FW
6.遠藤航(シュトゥットガルト/ドイツ)
11.久保建英(レアル・ソシエダ/スペイン)
13.守田英正(スポルティング/ポルトガル)
14.伊東純也(スタッド・ランス/フランス)
15.鎌田大地(フランクフルト/ドイツ)
25.前田大然(セルティック/スコットランド)