スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2022年7月18日 (月)

日本陸連が急きょオンライン会見で新型コロナウイルス感染症のクラスター(11人)について会見 

日本陸連は17日午後9時(日本時間18日)、米・オレゴン州ユージーンで開かれている世界選手権で、女子マラソンの新谷仁美(積水化学)ら日本選手団の4人が新型コロナウイルス感染症の陽性が確認されたのを受け、急きょオンラインによる記者会見を行った。16日までに男子マラソンの鈴木健吾(富士通)、女子マラソンの一山麻緒(資生堂)の夫妻ら、選手、スタッフ合わせて7人の陽性を発表しており、これで計11人がコロナ陽性となる緊急事態となっている。
 16日に7人の陽性を発表した後、陽性者と同部屋だった選手、コーチらを中心に日本陸連で濃厚接触者を定め追加でPCR検査を実施。こちらは、全員が陰性だったと、日本選手団に帯同する鎌田ドクターが明かした。加えて、この日に陽性となった4人の、濃厚接触者も既にPCR検査を受け、全員が陰性だった。現時点では、症状のある選手、役員の検査を行っており、新谷は、背中の痛み、37・5度以上の発熱の症状を
訴えたために、検査を行った。
 今大会は、オレゴン大の学生寮が原則的には大会組織委員会から指定される「選手村」となっており、各国選手、関係者はここに入村している。このため、相部屋となっているケースも多く、日本も同様に割り当てに従っていた。ある種目では、同種目に出場する3人全員が同部屋に入るなど、リスクを不安視する選手もいたようだ。
 感染が判明してから、WA(国際陸連)の協力で、「役員は個室に移動した」と、鎌田医師は説明。陽性者は全員隔離されており、食事会場もコーチと選手が一緒にならないように部分的な隔離をしているという。
 日本時間18日22時過ぎには女子マラソンが行われる。松田瑞生(ダイハツ)は、チーム全体の動揺もあるなか1人で臨む。

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増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

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