スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2022年7月15日 (金)

2025年世界陸上は東京での開催が決定 日本開催は1991年東京、07年大阪以来18年ぶりで初の3回開催

14日(日本時間15日)=米オレゴン州 15日に開幕する世界陸上を前にオレゴンで開催されたWA(ワールドアスレティックス=世界陸連)のカウンシル会議において、2025 年世界陸上競技選手権大会(以下、世界陸上)の東京開催が決定した。東京が世界陸上を開催するのは 1991年以来 34 年ぶりで、新旧両方の国立競技場が舞台となり、2007 年に行われた大阪大会以来 18 年ぶり (国内)3 回目の開催。2025 年は節目となる第20回で、3 回開催する国は日本が初めてとなる。
25年世界選手権の開催地誘致には、ケニア、シンガポール、ポーランドが立候補をしていた。今年5月に日本陸連が開催地に立候補したと表明し、東京都や文科省に対し誘致の応援を要請するなど、国と都のバックアップを受けて高評価を得た。
東京五輪では、WAのセバスチャン・コー会長も「この施設(国立競技場)を使い、(無観客で)人々が見損ねたものをお目にかけたい」と話し、91年当時、世界記録3つが誕生したスタジアムや、周辺環境を高く評価していた。
オレゴン世界陸上は日本時間の16日に始まり(24日まで)初日の男子100㍍予選にサニブラウンが出場する。

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増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

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