スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2022年7月17日 (日)

オレゴン世界陸上 男子110㍍ハードル予選で、泉谷と石川が準決勝へ 女子10000㍍は広中が自己ベスト更新も12位

16日(日本時間17日)=米・オレゴン州ユージーン 曇り、気温22度、湿度40%  世界陸上2日目に男子110㍍障害予選が行われ、日本勢3人が出場した。5組で4着と記録で4人が準決勝に進出する。13秒06の日本記録保持者、泉谷駿介(住友電工)は6日組目に出場し、13秒56の3着で落ち着いたハードルで準決勝へ駒を進めた。3組目の石川周平(富士通)も初出場ながら13秒53で4着に入り準決勝進出を決めた。4組目の村竹ラシッド(順大)は13秒73で6位となり予選落ちした。泉谷は、前回の19年ドーハ大会の代表に選出されたが、太ももの肉離れで欠場しており、今大会は昨年の東京五輪で果たせなかった決勝進出を視野に捉えている。
女子1万m決勝には、広中璃梨佳(日本郵政グループ)と五島莉乃(資生堂)が出場し、広中は積極的なレース展開で4000㍍過ぎまで先頭を走った。その後は集団に吸収されたが粘りを見せて、30分39秒71の自己新記録をマークし12位、五島は32分8秒68で19位だった。

[ 前のページ ] [ 次のページ ]

このページの先頭へ

スポーツを読み、語り、楽しむサイト THE STADIUM

増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

最新記事

スペシャルインタビュー「ロンドンで咲く-なでしこたちの挑戦」