スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2022年6月 6日 (月)

日本代表豪雨の国立競技場でブラジルと対戦 前半ブラジル15本のシュート(日本1本)にも無失点で守って後半へつなぐ

6日=国立競技場 世界ランキング1位のブラジルとのキリンチャレンジカップ2022が豪雨の中行われた。日本はGK権田修一(33=清水)、DFはせがセンターバックに右・板倉滉(25=シャルケ)と左・吉田麻也(33=サンプドリア)、右サイドに長友佑都(35=東京)、左サイドに中山雄太(25=ズウォレ)、中盤にはアンカーの位置に遠藤航(29=シュツットガルト)、原口元気(31=ウニオン・ベルリン)、田中碧(23デュッセルドルフ)、前線は右に南野拓実(27=リバプール)左・伊東純也(29=ゲンク)中央に古橋亨梧(27=セルティック)の4-3-3の布陣を敷いた。ブラジルは、5-1で勝った韓国戦から4人を代えたが、過去の日本戦4戦で8点をあげているネイマール(PSG)は韓国戦に続き先発。リバプールのGKアリソン、CLで決勝ゴールをあげたビニシウス(Rマドリード)と、ブラジルにとっても今後テストマッチ3試合で臨まなければならないW杯へ重要な準備となる。
 韓国戦のゆったりしたブラジルの入りとは異なり、2分にいきなりネイマールのヒールからパケタがシュート、ポストに当たったがスタートからゲームが動いた。激しい雨のなか、日本は早い守備からリズムを掴もうとするが、ゴール前の守備に跳ね返される。前半22分、CKのチャンスに伊東がキッカーに、ゴール前にあがったボールに遠藤が頭で合わせてシュートとしたが、日本は前半のシュートはこの1本に封じられた。ブラジルは15本を放ったが、権田の好セーブなど板倉も冷静に対応して体を張り、日本の好守備で、無失点で前半を折り返す。後半は、両者6名の交代が可能で監督の采配が注目される。

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増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

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