スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2022年6月 3日 (金)

森保監督「漏れのない守りができた」  日本代表初選出で初出場(右サイドで先発)の伊藤「ミスをまず反省」

森保監督(試合後のZoomインタビューから要旨抜粋) 選手たちはいい準備をして、ハードワークをしてチャンスを作ってくれた。残念ながら1点を失ったが、漏れのない守りをしながら、守備から攻撃へ効果的に点を取れた。パラグアイはワールドカップに出場しないが、出場する国(日本)と、しない国の差を示すことができた。パラグアイはW杯に出場しない国ですが、南米の強国のチームに変わりはないということ。先ほども言いましたけど、(現時点で)W杯に出て、勝っていくという目標を持っている国とそうでない国。選手たちがハードワークして、そして、クオリティも上を目指してやっていくという姿勢を出してくれた。


23歳、左サイドで代表デビューのDF・伊藤(Zoomから抜粋) 前半はかなりゲームを支配できたし、何度かいい攻撃参加から、薫君とのコンビネーションでチャンスを作れたが、もっともっと、クオリティと、その回数を増やさないといけないと思う。ミスもしましたし、まずそこを反省しないといけない。センターバックなんでコミュニケーションをもっと取って、チームの完成度を高めると同時に、自分のチームの力になれるようにやっていきたい。

インサイドハーフで起用、1ゴール1アシストの鎌田(Zoomから抜粋)インサイドハーフが、あそこに入っていかないとダメだと思っていた。4-3-3のチームとやっていても、インサイドハーフが強いとああいったところに入って得点しているイメージなので、自分も狙っていた久々の代表戦でイージーミスも多かったが、だんだん慣れてきたとは思う。(次戦の)ブラジルレベルになると今日のように僕たちがボールを握れる展開ではない。今日より守備的になる部分もあるし、僕自身も攻守の割合をしっかり考えないとダメ。になるでしょう。(実力が)上のチームとやるときはきょうのようにボールは握れず、ショートカウンターになると思う。




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増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

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