サッカー日本代表W杯に向けた強化試合4連戦へトレーニングがスタート 初日に久保建英にアクシデント
30日=千葉市内 11月に開幕するサッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会に向けて、6月、ブラジルなどとの強化試合4試合を控える日本代表が練習を開始し、初日から実践形式での8対8など2時間、負荷の高い練習を行った。この日は、FWではただ1人、Jリーグから選出された上田綺世(鹿島)、アーセナルのDF・冨安健洋、MF・守田英正(サンタクララ)3人は別メニューで調整。チャンピオンズリーグ決勝に進出したリバプールの南野拓実らはあす、2日のパラグアイ戦が行われる札幌に合流する。
今回は、森保一監督が神戸の大迫勇也を「コンディションに配慮したい」と呼んでいないため、代表の得点源が不在のなかで、ELで優勝に貢献した鎌田大地(フランクフルト)、古橋亨梧、前田大然(セルティック)、堂安律(PSV)、久保建英(マジョルカ)らにアピールのチャンスがある。3月にアウェーでオーストラリアを破って7大会連続出場を決めた後、これが最初の活動で、W杯への激しいサバイバルがスタートする。ただ、初日の練習で心配なアクシデントも。久保が接触で左足首を大きくひねって練習を中断。ホテルに戻ってメディカルスタッフの判断をあおぐという。
日本代表は6月2日に札幌ドームでパラグアイ、6日に東京・国立競技場でブラジルと親善試合を行い、キリンカップで10日にガーナ、14日にチュニジアかチリの勝った方と対戦する。