スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2022年5月30日 (月)

サッカー日本代表W杯に向けた強化試合4連戦へトレーニングがスタート 初日に久保建英にアクシデント

30日=千葉市内 11月に開幕するサッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会に向けて、6月、ブラジルなどとの強化試合4試合を控える日本代表が練習を開始し、初日から実践形式での8対8など2時間、負荷の高い練習を行った。この日は、FWではただ1人、Jリーグから選出された上田綺世(鹿島)、アーセナルのDF・冨安健洋、MF・守田英正(サンタクララ)3人は別メニューで調整。チャンピオンズリーグ決勝に進出したリバプールの南野拓実らはあす、2日のパラグアイ戦が行われる札幌に合流する。
 今回は、森保一監督が神戸の大迫勇也を「コンディションに配慮したい」と呼んでいないため、代表の得点源が不在のなかで、ELで優勝に貢献した鎌田大地(フランクフルト)、古橋亨梧、前田大然(セルティック)、堂安律(PSV)、久保建英(マジョルカ)らにアピールのチャンスがある。3月にアウェーでオーストラリアを破って7大会連続出場を決めた後、これが最初の活動で、W杯への激しいサバイバルがスタートする。ただ、初日の練習で心配なアクシデントも。久保が接触で左足首を大きくひねって練習を中断。ホテルに戻ってメディカルスタッフの判断をあおぐという。
 日本代表は62日に札幌ドームでパラグアイ、6日に東京・国立競技場でブラジルと親善試合を行い、キリンカップで10日にガーナ、14日にチュニジアかチリの勝った方と対戦する。

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増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

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