日本代表アジア最終予選最終戦 ベトナムに、ホームで吉田の1点のみ 1-1の引き分けで予選突破も課題山積
29日=埼玉スタジアム(観衆44600人)日本代表は後半、伊東の投入でベトナムのDFに揺さぶりをかけ、縦に速い展開に持ち込む。9分、左サイドから三笘がグラウンダーでパスを出すと、これを原口がシュート、GKにセーブされたがこぼれ球に吉田が飛び込んで押し込み、ようやく同点とした。その後、南野、守田、田中を一気に交代し、攻撃にパワーをかける。後半25分、左サイドから三笘が中央にパス。これを田中がはたいて、上田がシュート。シュートが南野にあたったところに田中が左足でゴール。しかし、南野にあたった際にハンドではないか、と主審がVARに。ピッチでのオンフィールドレビューでやはりハンドを判定されノーゴールに。日本がベトナム陣営で圧倒的に攻め続けるも、そのまま1-1で試合終了。24日の突破後、帰国会見では「皆さんと(予選突破の)喜びを分かち合いたい」と、観客の来場を吉田キャプテンが促したが内容は伴わなかった。
ベトナムはこの組最下位ながら、最後まで激しくセカンドボールを追い、スライディングでボールを奪いに行くなど、今後につながるファイティングポーズを十分示した。