サッカー日本代表W杯アジア最終予選最終戦のベトナム戦 ホームでファンを前に凱旋試合も、前半は最下位ベトナムに先制許す
29日=埼玉スタジアム 昨年9月に始まったサッカーW杯カタール大会アジア最終予選の最終戦となるベトナム戦が行われ、日本は、24日にW杯7大会連続出場を決めたオーストラリア戦の先発メンバーから、DF吉田麻也主将と、右サイドの山根視来を除く9人を入れ替え、ホームでの「凱旋試合」をスタートさせた。左サイドの中山雄太、オーストラリア戦で2ゴールを決めて出場権をもたらす活躍を見せた三笘薫らが、W杯本大会(11月)に向けて、先発でもどこまで力を発揮するかも試される起用に。前半、立ち上がりからセカンドボールが拾えず、ベトナムのボールへの早い寄せに受ける格好となる。三苫のスピードある縦のドリブルも、ゴール前で効果的な攻撃につながらず、逆に20分、セットプレーからヘディングでゴールを決められて先制を許してしまった。
その後チャンスは作ったものの、全くの精度を欠き、無得点のまま後半へ。日本は後半、ベンチスタートだった伊東純也を旗手代えた。
なお、GKで先発した川島永嗣は、この日、最終予選では前回ロシア大会前以来5年ぶりの先発となり、昨年の2次予選キルギス戦以来の出場に。20日に誕生日を迎えており、39歳9日で代表戦に出場。代表戦の年長者出場記録では、ラモス瑠偉氏の38歳(1995年ブラジル戦)を上回り歴代2位となった。