スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2022年3月 1日 (火)

日本代表・森保監督 隔離期間中のホテルでJリーグをテレビ視察 注目の若手選手の名前は・・・ オンライン取材で

3月1日=オンライン ヨーロッパでの視察を終え、現在隔離期間中のサッカー日本代表・森保一監督(53)がホテルで取材に応じた。2試合を終えたJリーグについて、この間「テレビ視察」でJ1全試合はカバーしたとして、注目した選手に1月の国内合宿に招集し開幕から2戦連発と好スタートを切った清水のMF・鈴木唯人(20)と、流通経大から新加入した川崎のルーキー、DF・佐々木旭(22)について勢いを感じる選手として名前をあげた。鈴木は1月、国内組の選手で行った日本代表候補トレーニングキャンプで呼んでいるだけに、「最後に決めきる、結果を残すところが足りないと感じたが、(この2試合で)ゴールへの強い気持ちと技術でゴールにこだわっている」と称えた。佐々木も鹿島戦に左サイドで初先発し、ゴールもあげており「やりきる姿勢が初々しかった」と期待を寄せた。W杯カタール大会に間に合って欲しい、との願いもあるだろう。
7大会連続出場に王手をかけているW杯カタール大会アジア最終予選は24日にアウェーでオーストラリア(シドニー)、29日にベトナムと2戦を残すだけとなった。監督はこの日、18年のロシア大会前、ハリルホジッチ監督に代わり西野朗監督が就任した際、日本代表コーチに電撃就任した4年前について、「本当に色々あったがあっという間だった。ベスト16の壁を破るために積み重ねた4年。オーストラリア戦は目の前のオーストラリアに勝つという部分と、もちろん(それが世界に)つながると考え、細部にこだわりたい」と話した。負傷中のDF冨安健洋(23=アーセナル)、FW古橋亨梧(27=セルティック)は、3月のW杯アジア最終予選への招集のぎりぎりのタイミングまで待つ見解を示した。

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増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

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