スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2022年3月10日 (木)

日本サッカー協会がウクライナサッカー協会へ約1000万円の支援金拠出 10日理事会で決定「強い憤り感じる」田嶋会長

10日=オンライン 日本サッカー協会(JFA)はオンラインで理事会を開催し、その後の会見で、ロシア侵攻によって日々悪化するウクライナに対して、UEFA(欧州サッカー連盟)を通じ、ウクライナサッカー協会への10万ドル(約1160万円)の支援金を送ると決定した。田嶋会長は理事会で、「日本協会はいかなる理由があろうとも、戦争や武力行使には強く反対します。現在、ウクライナで起こっていることに関して強い憤りを感じております。戦争、対立で幸せになる人は誰もおらず、一刻も早く終結することを祈っております」などとコメントを発表。須原専務理事は「田嶋会長の思いを全員で共有したもの」とし、スポーツ世界ではもっとも早く、ロシアに対してサッカーでの出場から除外するなどの措置を決定し、ウクライナ支援を始めたFIFA(国際サッカー連盟)に沿う形となった。

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増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

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