サッカー日本代表W杯最終予選23人発表 国内組からは新顔昇格者なし「あまり変わっていないと思われるかと・・・」森保監督
22日=オンライン 27日に迫る中国戦と、2月1日のサウジアラビア戦(ともに埼玉スタジアム)の W杯カタール大会アジア最終予選に向けた日本代表メンバーが発表された。21日に予定していた親善試合のウズベキスタン戦が中止され、Jリーグに在籍する選手による合宿を21日まで千葉県内で実施。最終日21日には流通経済大と練習試合(7-0)を行い、上田綺世(鹿島)もハットトリックをするなどオフ明けのJリーグ選手たちにとっては、貴重な実践とアピールの場ともなった。
しかし、この日発表された23人に、今合宿からの「昇格」はなく、JリーグでプレーするGK権田修一(清水)、DF山根視来、DF谷口彰悟(ともに川崎)、DF長友佑都(FC東京)、DF酒井宏樹(浦和)、FW大迫勇也(神戸)のこれまでも選ばれている6人。シーズン中でコンディションの不安は少ない欧州からは17人と、これまでのメンバーと変わらなかった。
森保一監督は、合宿での手応えを強調しながら「あまり変わっていないと思われる方もいらっしゃるかもしれない・・」としたうえで、「(今回のメンバーに)選んでいなくても、彼らが代表のチームのメンバーだと、ラージグループにいること、いつでもチームに参加をしてもらい、戦える戦力だと強く感じました」と、選手それぞれのアピールは評価した。今回は、DF吉田麻也、室屋成、MF三苫薫、古橋享梧の4選手が負傷で参加できないため、国内外で新戦力の台頭が、出場権獲得にむかって重要となる。
現在、日本はサウジアラビアの勝ち点16に続く2位につけ(勝ち点14)自動出場の圏内には復帰。ただし3位のオーストラリアは勝ち点1差の11で3位と、まだまだ予断は許さない状況で、優位なホーム連戦でサウジアラビアに土をつけたいところだ。森保監督は、ケガで合流できなかった主将の吉田麻也に代わる主将は、24日から始まるトレーニングで選手に伝えるとした。
【GK】川島永嗣、権田修一、シュミット・ダニエル
【DF】長友佑都、酒井宏樹、谷口彰悟、山根視来、植田直通、板倉滉、中山雄太、冨安健洋
【MF・FW】大迫勇也、原口元気、柴崎岳、遠藤航、伊東純也、浅野拓磨、南野拓実、守田英正、前田大然、堂安律、田中碧、久保建英