スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2021年12月 9日 (木)

陸上の「アスレチックアワード2021」 アスリート・オブ・ザ・イヤーに東京五輪男子20㌔競歩銀メダルの池田向希が輝く「また来年も受賞できるように・・・」

9日=都内ホテル 日本陸上連盟が主催する「アスレチックアワード」が行われ、「アスリート・オブ・ザ・イヤー」に男子20㌔競歩の池田向希(23=旭化成)が選ばれた。池田は、2020東京オリンピックで史上初の銀メダルを獲得。オリンピックイヤーの大躍進が評価された。池田は壇上のあいさつで「2年前に競歩の鈴木雄介さんがこの賞を受賞した時に会場にいて、いつかこの賞を受賞したいと思っていた。受賞は満足した結果が出せたときだろう、と未来を想像していた。でも今、(賞を受けて)今年1年、100%満足できたとはいえなかった。この賞の名に恥じぬように、来年もまたこの賞を受賞できるように励んでいきたい」と、笑顔で意欲を口にした。優秀選手には池田と、東京五輪男子競歩20㌔で池田とともに表彰台にあがった(銅メダル)山西利和(愛知製鋼)、女子1500㍍で8位入賞を果たした田中希実(豊田自動織機TC)、東京五輪男子3000㍍障害で7位に入った三浦龍司(順大)、今年のびわ湖毎日マラソンで2時間4分56秒の日本記録を樹立した鈴木健吾(富士通)が選ばれた。来年は、世界陸上(オレゴン)が行われる。 
特別賞 佐藤友祈(モリサワ) パラリンピック男子400㍍、1500㍍金メダリスト
    2020オリンピック・パラリンピックを通じ、トラック&フィールド種目でただ1人金メダルを獲得
新人賞 泉谷駿介(順大)  110㍍障害日本記録(13秒06) 東京五輪準決勝進出
    一山麻緒(ワコール) 東京五輪女子マラソンで、4大会ぶりの入賞(8位)
    佐藤圭汰(洛南高校3年) 男子1500㍍、5000㍍で高校記録更新
    村上来花(弘前実業3年) 女子ハンマー投げでU20と高校記録となる62㍍88をマーク
 
             

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増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

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