日本サッカー協会女子委員長に11年W杯優勝監督の佐々木則夫氏が就任 今井純子氏は退任
18日=オンライン会見 日本サッカー協会(JFA)は理事会を行い、現在、女子プロサッカーWEリーグの「大宮アルディージャVENTUS」で総監督を務める佐々木則夫氏(63)が、12月5日からJFA女子委員長に就任すると決議した。
これまで初の女性委員長として女子サッカーをけん引した今井純子氏は退任する。今井委員長、手塚副委員長は東京オリンピック後、すでに理事会に対して、高倉麻子監督の任期満了の退任に伴い辞任を表明。しかし、これが理事会の預かりとなり、高倉氏の後任監督となるなでしこジャパン新監督(池田太監督)の選任に、退任する今井氏があたるなど異例の事態となっていた。女子委員会そのものも、今後佐々木氏の就任後に改めて選任される。佐々木氏は2008年から16年にかけて日本女子代表の監督を務め、11年にはW杯ドイツ大会で女子を初の優勝に導いた。
理事会後、須原清貴専務理事が説明し、佐々木氏は12月4日まで大宮VENTUSとの契約が12月4日まで残っており、満了後の就任となる。佐々木氏は大宮を通じて「日本の女子サッカーが再び世界一を目指すために、クラブに理解いただいてこの決断をしました」と意気込みを述べている。