サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」東京五輪以来2カ月半ぶりに始動 池田太新監督のもと初合宿
18日=千葉県内 サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」が、高倉麻子前・監督の後を受けた池田太新監督(51)のもと、7月下旬、東京オリンピックでスウェーデンに8強で敗れて以来、約2カ月半ぶり始動した。今回は合宿のみ24日まで行われ、男子高校生との練習試合が予定されている。メンバーには、9月に始まった「WEリーグ」で5連勝中と好調の「INAC神戸」から最多の6人が選出され、東京五輪代表10人も呼ばれているが、海外でプレーする選手は含まれていない。この日は、先週末にWEリーグが行われていたため、疲労回復に重点を置いて約1時間で終了。
池田監督は練習後にオンラインで取材対応し、練習前にはミーティングで過去の代表選手たちが成し遂げてきた功績を振り返るビデオを見せたと明かし「練習前になでしこの未来を作っていこうという話をした。みんながいい表情で動いてくれた」と初日の手応えを示した。監督は代表選考の基準について「チームにプラスアルファの影響を与えられる選手かどうか。全力でプレーできるかどうかは大切にする。プラス、仲間にいい影響を与え、よりよい相乗効果が生まれるような、化学反応を起こせるか、大事なポイントになる」と、24日までの合宿で新しいチームのベースを考えるようだ。来月には、海外遠征での対外試合も検討されている。なでしこは年内にはタイトルなどかけた大会はないが、年明け早々の1月中旬から、2023年のW杯オーストラリア・ニュージーランド大会出場権をかけたアジアカップに臨む。インドで行われる予定で、厳しいアウェーのなかで力を発揮するために、準備に使える日数はそれほど多くはない。