世界体操 個人総合初優勝を狙った橋本大輝はわずか0.017点差で2位 内村航平の世界体操個人総合最年少Vも更新ならず
22日=北九州市立総合体育館 体操の世界選手権男子個人総合決勝が行われ、東京オリンピックで史上最年少のチャンピオンとなった橋本大輝(20=順大)が、87・964で2位となった。五輪と世界選手権での個人総合2冠を狙った橋本は、5種目目の平行棒を終わった時点でトップの中国・張博恒(21=中国)に次いで0.35点差の2位に。あん馬での落下はあったが、最終種目、最終演技者として臨む鉄棒で、五輪同様に逆転優勝を狙った。先に演技した張が、14.800で合計87.981で首位をキープ。予選よりも得点をあげてきた帳を逆転するためにプレッシャーがかかる。離れ技も全て成功させ着地で前に動いたが、自身も逆転を信じガッツポーズで場内に喜びを表現。しかし15・133点と鉄棒でのトップの得点をマークしながらわずかに0・017点の差で2位となった。