サッカー日本代表12日のオーストラリア戦に向け練習再開 吉田、長友、酒井、遠藤、南野、冨安がピッチで円陣ミーティング
9日=千葉県内 W杯アジア最終予選で早くも2敗を喫した日本代表が、8日深夜の帰国(チャーター便)から一夜明けて、12日のオーストラリア戦(埼玉スタジアム)に向けてトレーニングをスタートした。7日(日本時間8日)アウェー、サウジアラビア(ジッダ)で行われた最終予選3戦目は、ミスからゴールを奪われ0-1と敗戦。3戦でグループ3位ながら、直接対決のチャンスに勝ち点を奪えず、サウジアラビア、オーストラリア(中立国カタールでオマーンに勝利、ともに勝ち点を9に)に独走を許し、勝ち点も6差と開けられてしまった。
この日の練習では、サウジアラビア戦で先発した11人のうちフィールド選手10人はランニング中心で、その他のGKを含めた15人はボール回しなどを行った。サウジアラビア戦で不用意なパスをさらわれた格好となり、この日はピッチで、吉田麻也、長友佑都、酒井宏樹、南野拓実、遠藤航、冨安健洋の各ポジションの選手6人が円陣を作り、意見や確認のコミュニケーションを積極的に取る珍しい場面も。森保一監督は、試合に出なかった選手たちの練習を見ており、この円陣には加わっていなかった。 10月のサウジアラビア、オーストラリア戦で森保監督は「最大勝ち点を取る(2勝=勝ち点6の意味)」と話し、選手も「もう負けられない」、「崖っぷち」としていたが2敗。7大会連続のW杯出場へ、崖っぷちはさらに数センチ後ろに迫る状況となった。