日本初の女子プロサッカーWEリーグ開幕 「女王」同士の開幕戦 三菱重工浦和レッズレディースが東京ヴェルディベレーザに逆転勝利
12日=東京・味の素フィールドほか 日本初の女子プロサッカーリーグ「Wリーグ」(YogiboWEリーグ)が開幕、昨季のリーグ女王・三菱重工浦和レッズレディースと、皇后杯覇者、日テレ東京ヴェルディベレーザの「女王」同士が対戦した。東京五輪代表10人が揃い、日本を代表する両チームの試合は、共に緊張感が漂い堅いプレーが続いた。そうしたなか、前半33分、ベレーザは植木理子と、小林里歌子コンビで崩して植木が先制ゴール。ベレーザは先制して後半に入った。浦和レディースは、後半頭から、五輪代表のFW・菅沢優衣香を投入。すると4分に、高橋はな、W杯ドイツ大会優勝を経験した39歳のベテラン安藤梢、菅沢とつなぐゴールで同点に。その後も菅沢を起点にボール保持率が高まり、優位に展開する。後半43分、五輪代表のMF・塩越柚歩(23)が、こぼれたシュートを拾うとターンからDFをうまくかわしてシュート。これが決まって、ベレーザを突き放し、記念すべき開幕初戦で勝ち点3を手にした。緊急事態宣言下のため、観客上限が設けられ、浦和のサポーターが観戦できなかったが、2700枚の切符は完売。午前中には、もっとも早い「開幕戦」で、INAC神戸が大宮アルディージャVENTUSを5-0で下し、FW高瀬愛実(30)がWEリーグ第1号ゴールをあげた。