12日開幕の女子プロサッカーリーグ「WEリーグ」全クラブが会見 ベレーザと浦和レディ―スが開幕戦で激突 優勝賞金2000万円
6日=オンライン 12日に始まる日本初の女子サッカープロリーグ「YogiboWEリーグ」(woman empowermentの略)初代11クラブの監督とキャプテンが開幕記者会見に臨み、昨季のなでしこリーグで優勝した三菱重工浦和の柴田華絵主将は「初代チャンピオンを目指して戦いたい」と、12日、味の素フィールド西が丘で迎える初戦、昨季の皇后杯全日本女子選手権を制した日テレ東京Vとの戦いに意欲を見せた。日本代表「なでしこジャパン」の選手が、数多く在籍する強豪同士の一戦は、東京都の緊急事態宣言下に観客数が限定され3000枚弱ながら、チケットは完売。日テレ東京Vの清水梨紗主将は「チケットが完売と聞いて、WEリーグへの期待度は高いな、と、わくわくしている。ベレーザらしく、つなぎながら縦への強さを見せたい」と、柴田に応えた。
ただ1人の女性監督となる半田悦子は女子サッカーリーグの初代MVPで、ちふれを率いる。また、ベレーザの女王の座を不動のものにした松田岳夫監督は仙台、ベレーザは、女子リーグ初代の監督を務めた竹本一彦氏が率いる。INACで手腕を発揮した星川敬監督もINAC神戸に復帰するなど、女子サッカー界を切り開いてきたそれぞれの監督の個性も楽しみな要素だ。開幕戦は9月12日以降、来年5月まで全22節(110試合)を行ない、リーグ優勝チームには賞金2000万円と、ガラスの天井(女性やマイノリティが、昇進し難い組織内の障壁を指す)を突破する願いを込めて、ガラス製のWEリーグトロフィーが、また2位チームには1500万円、3位チームには500万円が贈られる。
初代参加クラブは以下
・マイナビ仙台レディース
・三菱重工浦和レッズレディース
・大宮アルディージャVENTUS
・ちふれASエルフェン埼玉
・ジェフユナイテッド市原・千葉レディース
・日テレ・東京ヴェルディベレーザ
・ノジマステラ神奈川相模原
・AC長野パルセイロ・レディース
・アルビレックス新潟レディース
・INAC神戸レオネッサ
・サンフレッチェ広島レジーナ