サッカーは五輪からW杯最終予選へシフト 9月2日に早くも始まるカタール大会アジア最終予選に、森保監督大迫らのJ復帰を歓迎
17日=オンライン サッカー日本代表の森保一監督(52)が、4強に進出した東京五輪を終え、9月2日からスタートする22年W杯カタール大会アジア最終予選(吹田、対オマーン)に向けた取材に応じ、昨季までドイツ2部リーグのブレーメンに在籍し、8季ぶりにJ1に復帰した神戸の大迫勇也(31)ら日本代表クラスのJリーグ復帰について、「日本サッカー界の発展につながる。一人一人の選手への刺激にもなる」と、大きな期待を寄せた。また、東京五輪ではオーバーエージで出場した酒井宏樹(31=浦和)、武藤嘉紀(29=神戸)もJに復帰。森保監督は「心身ともに充実した状態。世界と戦ううえでの基準を彼らが示してくれる」と、9月2日から始まる難しい最終予選にも大きな力とした。26日には、メンバーの発表が行われる。
最終予選については、初めて新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けた中での実施となり、9月7日に迫る2戦目、アウェーでの中国戦について開催場所ほか詳細がまだ決まっていないというかつてない異例の事態となっている。また、日本と同組のオーストラリアも感染防止対策で、ホームでの試合を中立地で行うなど、通常でも厳しいホーム&アウェーがコロナ禍によって、さらに不確定要素の多い難しいものになる見通しだ。監督は「これまでも想定外のことが起きている。何が起こっても、冷静に落ち着いて対応していきたい」と、最終予選でドーハの悲劇を経験している監督らしく、自身と選手に確認するかのように答えていた。