男子サッカー日本対メキシコ戦が急きょキックオフ18時に変更 女子決勝カナダ対スウェーデンは暑さを考慮し21時、国立競技場から横浜に
5日夜、東京五輪組織委員会は、6日に行われるサッカー男女の試合時間の変更を発表した。女子決勝のカナダ対スウェーデンは11時キックオフ(国立競技場)が、21時、横浜国際競技場に。またこれに伴い、男子の日本対メキシコの銅メダルマッチは、埼玉スタジアムのままキックオフが1800と2時間前倒しになる。メダルマッチを重複した時間には行えず、女子の暑さ対策に、男子が2時間早まり暑さが残る時間帯に移動という異例の事態となった。
カナダとスウェーデンは協会の連名で、当初の試合予定だった6日午前11時キックオフ(国立競技場)について「暑い時間の試合でパフォーマンスに大きな影響がある」と、IOC、FIFA(国際サッカー連盟)、組織委員会に変更を求めていたという。これに対し5日昼、IOC(国際オリンピック委員会)は「予定の変更はない」と、一度は変更しないと決定。しかし、両国のメディカルスタッフから再度、深刻な影響について抗議された後、変更に踏み切った。
男女のメダルマッチが同時間に行うことができないため、女子が21時になった時点で、男子の繰り上げが検討された。
この日は、前日の公式会見が行われ、6日の原爆忌(長崎は9日)に銅メダルをかける運命的な一戦に、長崎で育ち、広島でプロになった森保監督が、「平和を感じながら試合に臨む」と、6日は黙とうで始まる大切な日になると心を込めて話したばかり。18時はまだ蒸し暑さが残る時間で、食事のとり方なども、恐らく変更が必要になる。落ち着いて試合に入れるかが重要なポイントとなりそうだ。