スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2021年7月22日 (木)

五輪サッカーU24日本代表初陣は、久保建英のゴールで1-0で勝利 勝ち点3で53年ぶりメダルへスタート 冨安は左足首を痛めて欠場

22日=東京スタジアム 開会式を前に男子サッカーが競技をスタートし、1968年メキシコ五輪以来53年ぶりのメダル獲得を狙うU―24日本代表はグループステージの初戦で南アと対戦した。試合前、選手2人、スタッフ1人が新型コロナウイルスに感染し、チームの18人が納戸接触者に。一時、自室待機するなど、試合開始まで、pcr検査の結果が待たれる事態となったが、無事に試合は成立した。フォーメーションは4-2-3-1。17日に行われたスペイン(U-24)との親善試合のスタメンから、旗手、冨安、相馬が外れ、中山、田中、三好が入った。立ち上がりから守りを固める南アに対し、日本はボールを保持しながら、南ア陣営を崩そうとするが、決定機をものにできない。南アは、堂安、久保、三好とレフティが揃う2列目のパスの連携を警戒し、攻撃のチャンスを潰す。38分には、遠藤がイエローを受けるなどなかなかリズムが掴めないまま、前半は、南アにうまく守られた格好で0-0で終了した。
 後半26分には、右サイドでボールを受けた久保が1対1を仕掛けて左足でシュート。これがポストに当たって日本が待望の先制点を奪った。その後、日本は交代を使ってペースを落とさず、そのまま1-0で逃げ切り勝ち点3を手にした。試合後、森保監督は、起用しなかったDF冨安について、21日の練習で左足首を痛め、経過を観察していると明かした。

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増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

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