スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2021年7月21日 (水)

なでしこジャパン21日カナダ戦 難しい五輪に高倉監督コメント「開幕を迎えて本当にうれしい。隔離生活の中でも選手は笑顔を絶やさなかった。試合ごとに成長し金へ」高倉監督

20日=札幌ドーム 日本チームの先陣を切って21日、カナダ(FIFAランキング8位)との初戦で競技をスタートする(ソフトボールは福島で開始)サッカー日本女子代表「なでしこジャパン」が(同ランキング10位)、午前中最後のトレーニングに臨んだ。一昨日、体調不良で練習を休み、19日には回復して合流していた高倉麻子監督(53)も、明るい表情で練習前にピッチでの青空ミーティングを行い、新型コロナウイルス感染対策ルールのため、宿舎ではなかなかコミュニケーションが取れないにもかかわらず、わずか20秒ほどで終わり、円陣もコンパクトにまとまっているなど、チーム全体の充実した様子をうかがわせた。午後4時からは、会場となる札幌ドームでピッチ状態を確認。ピッチは6月、日本代表とU―24代表の一戦を最後に張り替えを行っており、試合の芝はハイブリッド(人工芝は全体の5%まで)、規定で20ミリに刈りそろえられてキックオフを待つ。監督は会見の冒頭、気持ちと熱を込めて、新型コロナウイルスで困難なオリンピックについて以下のコメントした。
 
「このような状況で開催される五輪にさまざまなご意見などがありますが、私たちは明日、ここで開幕をカナダと迎えられることを本当にうれしく思います。また、このような場所(会見場)にたくさんの方々(記者)に集まっていただき、本当にシンプルに人が集まって、何かをやっていくことに温かさを感じます。明日、カナダ戦は初戦ですので、お互い本当に大事な試合になると思います。私たちは全力で勝ち点3を取りにいきます。もちろんカナダは前回(16年リオデジャネイロ五輪)、その前(12年ロンドン五輪)と3位という素晴らしい成績を納めていますし、簡単なことではないと思いますが、私たちも本当に選手が合宿中、こういった隔離生活の中でも笑顔をたやさず、本当にいいトライをしてくれて、いいチームに仕上がってきています。もちろん一番高いところを目指して戦いますが、大本命というわけではないと思います。1試合1試合、チームが成長していくことに関しては一番になって、試合ごとに成長し、6試合戦い、最後の舞台で金メダルを取れるように、全員で精いっぱい戦っていきたいと思います」

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増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

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