なでしこジャパン 前回大会銅メダルの強豪、カナダとの初戦引き分けに 岩渕が同点ゴール決める
21日=札幌ドーム 女子サッカー日本代表なでしこジャパンが、16年リオデジャネイロ五輪銅メダルの強豪カナダとの初戦に臨み、前半6分、エースのシンクレアに先制を許したが、後半粘って38分、今大会10番を背負う岩渕真奈が同点ゴールを決めた。日本は、GK池田、DF清水、熊谷、南、北村、MF三浦、中島、長谷川、塩越、FW岩渕、菅沢 の4-4-2の布陣。五輪前最後の強化試合、豪州との一戦(14日、1-0)からGKを山下→池田、DF宮川→北村に先発を変更。12年ロンドン五輪以来2大会ぶりとなる五輪のピッチになかなか入って行けず、立ち上がりで失点するビハインドに。また後半開始直後には、後半から入ったFW田中が、相手GKのファールで自らPKを獲得しながら、これを決められず、試合の流れをカナダに渡す苦しい展開となった。
残り時間も少なくなるなか、DF清水からのパスに岩渕はDF2人を両側に負いながらGKを冷静に見てシュート。初戦の難しさ、2大会ぶりの大舞台のプレッシャーを何とか引き分けでしのいだ。24日には、同じ札幌ドームで、強豪イングランドと2戦目を行う。グループリーグ突破に向けて大一番となる。